8.落雷とパイロットの権限について

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 20年のフライト経験のあるパイロットによると、はっきり言って航空機はしょっちゅう落雷に直撃されているという。もし、搭乗ブリッジで乗客が騒ぎを起こしたら、パイロットはその乗客の搭乗を拒否してそのまま離陸できる。飛行機のドアが閉められた後は、機長の権限は無制限で、逮捕したり、罰金を科したり、死にかけている乗客の遺言をあずかることができる。

アメリカで研究するようになって最も驚いたことの一つは、日本では考えられないほど生産性の高い研究者が存在することだ。


たとえば僕がローテーションして、最後までそこでdissertation work(博士論文のための研究、活動)をすることにするか迷っていたあるラボ。そこはポスドク、テクニシャンを含めて(註:undergraduate=学部生は殆どアメリカの研究室には居ない)たった5人でやっているにもかかわらず、毎年5-6本ぐらいはペーパーを出し、ほぼ全て一流紙。多いときは年に2本ネイチャーに出し,一本は表紙になったりしていた(#)。

しかも良く日本では見かける深夜も土日も働いて、朝はどちらかというと崩れ気味、みたいな重労働系の生活ではなく、普通に朝来て、「うーん今日は狂ったように仕事をしたな」とかいって七時半ぐらいに帰る。遅くても9時ぐらいかな。週末は飼っている細胞にえさをやりに来たり、続き上必要なミニマムなしごとをするぐらい。


日本でこのようなラボは僕が知りうる限り見たことも聞いたこともない。良くある話は、教授がいわゆる実力者で、ERATOかなんかの大きなファンドをとってきて、数十人規模の巨大なラボで腕力系の仕事をして、とにかく年に一本でもいいからNature/Science/Cell/Neuronあたりの本当のトップジャーナルに流し込む、という話。こういうラボは、アメリカにもいわゆる大御所系のところで、なくはないけれど、むしろ注目を集めているラボはこじんまりとしていて、こうやって楽しみながらがんがんやっているところが多い。大体若くて、駆け上がるフェーズのPI(principal investigator: ラボのヘッドのこと)のラボだ。


この辺、いったい何がどう違うんだろう?と思って見てみると、これがもうびっくり。ほとんど僕が長い間つとめてきた経営コンサルティングファームで行われている仕事のやり方とほとんど同じなのだ。(なお、このファームはこの業界の最老舗の一つで、分析的な課題の整理の仕方、問題解決のアプローチなど、意識している、していないに関わらず、現在多くのコンサルティングファームや大会社の経営企画で行われている根源的な手法論のかなりの部分を生み出している。)



特徴的なところを挙げてみる。


1. まずイシューありき

自分の考える世界観があり、そのパースペクティブ、ビューポイントに基づいてこういうことが言えるはずだ、あるいはこういうことを言えば意味(インパクト)があるというメッセージがまずある。これはぶわっとした話ではなく、もう論文のタイトルと言って良いレベルで決まっている。

つまり何に白黒つけたら良いのか、自分は何にケリをつけるのか(=issue)、というのが非常に最初の段階でクリアにあるのだ。そしてこれが次に述べる通り、そのサブサポートのレベルでも続く。


ちなみにこの白黒を付けるという姿勢がどの程度あるか、どのようなことに白黒つけようとするのかで、経営課題の場合、problem solverとしての質はほぼ規定される。何となく面白そうだから、でやるような人が大きなことにケリをつける、とどめを刺す可能性は非常に低い。



2. 仮説ドリブン

次に驚くのは、このような研究の構想を思いついた段階で、そのトップラインのメッセージ(=仮論文タイトル)がどのようなサポートとなるメッセージがあると言えるのか、明確に腑分けされており、その一つ一つがどのようなデータによってサポートされるべきか、ものすごく明確にデザインされていることだ。決して開けてみないと分からないよね、みたいなバカなことは言わない。あえてスタンスをとる。


(ちなみに、これは「イシューアナリシス」と呼ばれるコンサルティング現場では秘宝のように鍵とされている方法論で、体系的にトレーニングをしても、実際には日々の実践で身につける以外の方法はない。基礎レベルであっても身に付くのはそれなりの時間がかかるし、その課題についてのセンスがあるほど、そして経験を積むほど、レベルが上がる。その書いてあるものを見ただけで、老練な人ならすぐにproblem solverとしての質が分かるぐらいの大切なものでもある。ちなみにこの辺りはコンサルティングをドロップアウトしたような人の本には説明しても分からないと思うためか、うまく説明できないと思っているせいか、あるいは極意すぎて書きたくないと思うせいか、ロジックツリー以上のことは殆ど書いてない。)


例えばこんな感じ、ある朝いつものようにラボにやってくると、Hey Kaz, I have an idea for a work, let’s have a chat、みたいな感じでやってくる。行くと紙をペラッと持っていて、一番上にタイトル(メインメッセージ)、その下は左がサブメッセージが五つぐらい並び、その右に一つ一つデータ、実験結果のイメージ、見せ方が絵コンテのように入っている。要は紙芝居的なストーリーラインになっている。その一つ一つが大体非常に手堅い手法によって、どの程度のワークロードが発生するのか、誰にどう聞くとすぐに立ち上がるのか(註:同じラボの人とは限らない)が見えている。

また個々のサブ論点(sub-issue)でも、何がどういえるかどうかが勝負、という本当の見極めどころがものすごくクリアにある。



3. アウトプットドリブン

で、これに基づいてある種、その五つなら五つのパズルを埋めるように研究を進めていく。当然、この論理が崩れると、根底から見直しが必要という、issueの流れでいくと上流にある、かなり根源的な課題から取り組んでいく。


これは、こうやって聞くと当然のことのように思えるかもしれないが、殆どの問題解決者が出来ていない非常に重要なポイントだ。問題解決は常にここが崩れると話が崩壊するようなところから行わないといけない。例えば、恋人が出来ない人の問題解決であれば、会う人の数が足りていないのか、会ってからの成就の確率が低すぎるのか、がクリアにならなければ、問題解決は運頼みになってしまう。:)要は課題解決の論理のツリーがどこから始まると考えるべきか、ということでもある。


そして、アウトプットが出て論理に影響が出そうであれば、それに合わせて全体のストーリーライン、トップラインのメッセージを見直していく。したがって、当初の仮説の視点から見ると失敗しているのに、トップジャーナルに載ってしまうなんて言うことがいくらでもある。これはものすごいことだ。


また一つ一つのハコというか、サブ論点が、考えていた方法でらちがあきそうになかったら、すぐにその方法は捨てる。見極めは最大でも1-2週間程度。どんな方法でも良いから、その論点がサポートできれば良い。非常にプラクティカルだ。、、、ここもプロのコンサルタントの問題解決現場と同じ。いかなる手法を使ってもよいから論点にケリを最速でつけていく。



4. メッセージドリブン

こういう形で進めてきているので当然だが、テキストは非常に歯切れが良く、力強い。なぜそれが大切なのか、何をするために何をやったのか、その意味合いは何なのか、ここから入る。従って、投稿の通りも良く、掲載される確率も高い。


単に実験や研究結果からこれを実践するのがどれほど難しいかは、上の真逆なアプローチで何かやったことがある人であれば切実に分かるだろう。結果、テキストライティングのスキルは母国語だからということではなくて、非常に高い。曖昧さのかけらもない文章を織り込んでいく。


ピラミッドストラクチャー」という僕が仕事を始めた頃には、私のいたファームでしか使われていなかった言葉(ジャーゴン)が広まって久しいのでこれを読まれている人にも聞いたことがあるかもしれないが、これは正しくは、表現方法というより、上のような課題整理の方法論として捉える方がむしろ正しい。解決してしまったものは、実際にはその聞く人に合わせて、柔軟に表現した方が実際には伝わる度合いは高まる。


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ちょっと長くなってしまったけれど、大体こんな感じ。ちょっと本でも書くことになったら書こうと思っていたことをアウトラインだけですがこんなところで書いてしまいました。: )


Hope it was of help!


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# 当時Assistant ProfessorだったそのPIのラボは、現在、世界的に有名になり、ファンドも集まり結構なサイズになっている。PIもかなり偉いポジションを持っている。、、、アメリカではfull professorにも格があるので。

実は「北斗の拳」が、連載開始の数年前にヒットした映画「マッドマックス2」(1981年公開)の影響があることはファンに知られているが、ポル・ポトの支配下で多くの人が殺されたカンボジアの影響もあることはあまり知られていない。武論尊さんは、恐怖政治から脱したばかりのカンボジアを訪れたことがあり、10歳ぐらいの子供に護衛になってもらい、町に積み上げられたガイコツの山を見た。「まさに世紀末。正義が通用しない世界。だからラオウが、乱れた力で制圧しないといけない思想は当たり前なんだよね」と話す。
なぜ、母親を人間扱いしてこなかったのか。きっと、その根底には「恐怖心」があるのだと思う。ママにも性欲があるだって? ママが子供のことをかわいいと思ってないって? いやいや、何バカなこと言ってんの。そんなこと、あるわけないっしょ。ハハハ。……という感じで、ママが人間であることを、受け入れるのが怖いのだ。このマザコン野郎め! リアルなマザコンとは、「ママ~」と言ってバブバブ甘える男のことではなく、母親の中に存在する多様な人間性を認められない男のことを指すのかも?
太陽光発電を増やせば増やす程、調整電源としての火力発電を増やさなきゃいけなくなるわけで、物事をトータルに考えれば別に太陽光発電をふやすことってエコでも何でもないと思うんですよ。むしろ電力システム全体を見ればCO2の排出は増える方向に行きますよね

太陽光発電が「エコ」っていうのはそろそろ辞めた方がいいんじゃないかと(うさみのりや) - BLOGOS(ブロゴス)

不都合な真実

(via k3c)

つか、現状では火力の方がベースロードとして運用されてるし、太陽光発電はそれ単体ではピークロードとしても使えないので、燃料電池用の水素を生成する電源として使うとか、揚水型の水力発電と組み合わせるとかしないとダメだと思う。

(via hexe)

揚水発電所の認可出力は100万kWクラスがゴロゴロしている一方、太陽光発電所はメガソーラーの名の通り1000kW単位、扇島でも13000kWとかで、しかも設備利用率は12%程度であり、年間発電量は24×365×0.12×1000=1051200、つまり1年間かけてやっと揚水発電所1機を1時間だけフル稼働できるレベルであり、ピークロードの電源として揚水発電所と組み合わせるには全然足りないレベル。

(via k3c)

いやいや,それ言ったら火力発電だって多くは数十万kwだし(そのぶん数でカバー)。それに100万kwクラスの純揚水発電はそんなに多くないですよ。多くは混合型でパワーも一桁落ちます(もっとも混合型のほうがピークロードには向いてるけど)。まぁいずれにしてもたかが知れてますけどね。断続的な運転しかできない太陽光発電は何らかの形でエネルギーを蓄積する必要があり,ここをクリアしない限り先はない。

(そういえば扇島のやつは試しに計算したことがある

余談だが,ドイツは緑の党の主導で原発を止め太陽光発電等の再生可能エネルギーへの切り替えを目指していたが,再生可能エネルギーはコスト的に割高なので,そのギャップを埋めるために安い石炭火力を使っているというなんとも本末転倒な状態になってるらしい。ちなみにドイツの太陽光発電は中国企業が席巻し,国内企業は壊滅状態だとか。(まぁドイツはいざとなったら原発大国のフランスから電気を買えばいいしね)

まぁ,でも,決定的なのは水力,風力,太陽光は「パワー密度」の観点から他の化石燃料や原子力に比べて全く以て不利という点だろう。地球文明がダイソン球を建造できるくらい発達すれば,存分に太陽エネルギーを受けられるだろうけど。

というわけでエネルギー問題について考えるなら(ちょっと古いけど)ロバート・ブライスの『パワー・ハングリー』を読んでみるべき。まぁ日本はシェールガス革命の恩恵に預かれないので,あまり参考にはならないかもしれないがw キーワードは “N2N”。

(via hexe)

53名無しさん@涙目です。(関東・甲信越)2011/09/13(火) 18:24:27.21 ID:CjJlbVsBO

飛脚の平均的な食事が麦を入れた玄米といわしの塩焼き、漬け物とみそ汁と豆腐納豆だけど、これが偶然長距離選手の理想食になってるのが面白い



- 飛脚の体力は異常 ちゃんねるZ

暗殺の方法

昔から暗殺には様々な手法が用いられるが、まず暗殺の第一条件は、「暗殺でないように見せかける」ことである。 よくある事故や事件に見せかけたり、本人の自殺のように見せるのである。 例えば、イギリスの有名人を暗殺する場合、自国で殺すのではなく、あまり外交関係が良くない第三国(例えばフランス)で交通事故を装えば、一般大衆には単なる事故に見えてしまう。さらに、目撃者の少ないトンネルの中で事故を起したり、運転手がアルコールを飲んでいたとなれば、余計に単なる事故に見える。

あるいは、自国の国家元首を殺す場合には、車に乗ってパレード中にわざと一般大衆の前で銃殺でもすれば、暗殺のようには見えない。しかも、でっち上げの犯人を共産党員にしたてて、射撃の腕もすごいという設定にすれば、あたかも本当の犯人に見える。

もちろん、これらは外国の話であって、平和な日本では起こりようがないだろう。

ところで、某国での暗殺方法。

この国で暗殺するのは、ある意味、容易である。どんな不可解な死を遂げても、記者クラブという非常に便利なシステムがあるので、どこの大手マスコミも深く追求して報道しない。警察の記者クラブの発表をそのまま、鵜呑みにして報じるからだ。また、この国では以前から死体の司法解剖は行なわないことが多いので、当然、死体を解剖する、しないの決定は警察のさじ加減で決まる。だから、誰かが不可解な死に方をしても、見事に封じ込められる。例えば、証券マンが沖縄のホテルで死亡しても、警察は何も調べない。アナウンサーが、なぜか助手席で死亡しても検視すらしない。映画監督が映画を製作する直前に飛び降りても、なぜか単なる自殺と判断される。実に恐ろしい国である。

346 名前:名無しさん@十一周年[] 投稿日:2011/04/16(土) 02:15:27.82 ID:/yGv3H1p0
ダニエルカールが震災後、被災地にスコップもって歩いてでも支援に行こうと
意気込み語ったら嫁(日本人?)が

「アンタ一人逝ってもたいしたこと出来ないヨ。
それより英語で今の日本の現状をネットで書いて発信しなさい。
そうすれば、日本から脱出した外人も帰ってくるよ。
それがアンタに課せられた使命だよ。」

と。ダニエル納得してネットで日本の状況、発信。
日本語(山形弁)堪能なカールだが、行動は単純すぎ。
嫁の方がダニエルのするべき事、よく分かってる。

ところでダニエルカールは、今東京在住なのか?山形?

380 名前:名無しさん@十一周年[] 投稿日:2011/04/16(土) 02:23:45.29 ID:igzaMbapO [1/2]
»346
被災地にいったら外国人ボランティアが多くて驚いたって言ってたな。

386 名前:名無しさん@十一周年[sage] 投稿日:2011/04/16(土) 02:25:28.60 ID:HW2ov7p50 [2/9]
»346
NHKでやってたね。
風評被害を防ぐために、英語で日本は安全だって発信してた。
加えて、現地にも何回も入ってるらしい。

今年もまたごいっしょに九億四千万キロメートルの宇宙旅行をいたしましょう。

これは地球が太陽のまわりを一周する距離です。

速度は秒速二十九.七キロメートル。

マッハ九十三。

安全です。

他の乗客たちがごたごたをおこさないよう祈りましょう。


                          星新一著 『きまぐれ博物館』より

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 「祇園精舎の鐘の声」も、良く読むと、この倍音のことを言っているんですよ。僕は延暦寺の鐘を叩かせてもらったことがあるんですけど、叩いた瞬間はすごく上の倍音まで鳴っているんだけれども、だんだん倍音が減っていって、最後には1つか2つくらいの音が残って、消えていく。その時間の変化によって倍音が減ってゆくことを描いているんですよ。そんなことを千年も昔の日本人に、気付いていた人間がいたんだなと思ってね。平清盛の生き様のように、だんだん倍音が減っていって、最後にはわずかなものしか残らない。
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